活動報告書

対象年度: 2023

提出日: 2024年08月02日

国名 インド共和国
学校名 カテゥカル小学校
KATKARVASTI PRIMARY SCHOOL
カウンターパートナー ICA文化事業協会
報告担当者 市川ゆり
生徒数 20
学校概要 1年生から4年生まで生徒20人 教師2名 人口 200人  男性 110人 女性 90人 世帯数 45人  識字率 59% 主な仕事 - 農業は少なく、主な作物はモンスーン時の米で、若者の多くは近隣の土地に出稼ぎに行っている。労働が主である。

支援前の状況


学校全体で設備が貧弱ですが、資金不足のため解決できずにいました。校舎や教室の壁の塗装は剥がれている箇所があり、床も荒いままです。テーブルや椅子といった基本的な設備も不足しており、教材もそろえることが難しい状況で、学習するには不十分な環境でした。また校舎の周囲にフェンスがないため、車両事故などの危険があり、子ども達は自由に外遊びができません。このような農村部の学校では政府の支援も行き届かず、余裕のある家庭は人気の私立の学校に子供を通わせます。そのため農村地区の公立の学校は子どもが少なく、残った子ども達は非常に教育に乏しい環境にあります。

支援後の状況


学校全体の壁が内外ともに塗装され、きれいで明るい雰囲気に生まれ変わりました。また学校の周囲をフェンスで囲い、車やバイクの侵入を防げるようになりました。これにより、子ども達は安全に外で遊べるようになりました。新しい遊具とスポーツ用品は特に喜ばれています。子ども達は学校に来るのがより楽しみになりました。学校の基本的な設備を整えたことで、生徒だけでなく教師も働きやすい環境になりました。今回の支援により、子ども達の学習環境が大幅に改善されました。教師たちも今まで以上に職務に励むことで、村の教育の質が高まることが期待されます。

学校からの反響


先生からのメッセージ

この度は貴重な支援を誠にありがとうございました。学校全体の壁の塗装や周囲のフェンス設置、新しい遊具の設置など、多くの改善が実現しました。これにより、学校の子ども達はよりよい環境で学ぶことができます。私たちの学校は非常に田舎の村にあり、私たちの学校の生徒はカルカリ宗教とダンガル宗教を信仰しており、非常に貧しい家庭環境にあります。私は学校を代表して、日本のmaaaru財団の支援に心から感謝の意を表します。

子ども達からのメッセージ

私はとてもうれしく、改装した学校に行くのが毎日とても楽しみです。
学校の壁に描かれた学習資料は、よりよく勉強し、より速く記憶するのに役立っています。ブランコやシーソー、滑り台などの遊具は、遊んでいるうちにうまく成長するのに役立ち、これら全部で遊べることができてとても幸せです。財団が提供してくれたスポーツ用品は、これまでやったことのない、とてもよいスポーツ活動ができています。あなた方の支援により、私はクラスでより良い成長をすることができました。また、学校全体を発展させていきたいです。

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