活動報告書

対象年度: 2023

提出日: 2024年09月29日

国名 ブルンジ共和国
学校名 ミヒゴ小中学校
ECOFO MIHIGO
カウンターパートナー 認定NPO法人テラ・ルネッサンス
報告担当者 川島 綾香
生徒数 1167
学校概要 政府の下に運営されている公立の小中学校で、各学年の人数は以下である。 1年生:171名、2年生:118名、3年生:167名、4年生:141名、5年生:206名、6年生:159名、7年生:113名、8年生:59名、9年生:33名 メイン道路から未舗装道路を車で10分程度走った場所に位置しており、学校の周りには一面に畑が広がっている。教師の数は26名である。以下現地の状況で記載しているように、様々な原因から学年が上がるにつれて人数が少なくなっている。

支援前の状況


メイン道路から未舗装道路を車で10分程度走った場所に位置しており、学校の周りには一面に畑が広がっている。教師の数は26名である。様々な原因から学年が上がるにつれて人数が少なくなっている。困っていることとしては、9学年1167名の生徒数に対して圧倒的に机が不足しており、追加で210個の机が必要とされている状態である。トイレの数も生徒数に対して不足しており、新たなトイレ建設が必要とされていることに加え、現在のトイレもドアが壊れているなど一部修繕が必要であり、生徒達は今あるものでなんとか耐えて勉強している状態である。また、床のコンクリートが剥げており6教室の修繕が必要であるが、今回は3教室のみ修繕を行う予定である。

支援後の状況


先生・こども達からのメッセージにもあるように、教室の床修繕ができたことで、学習環境が大幅に改善された。以前は教室の掃除をする際、床がボコボコで時間と労力が多くかかっていたが、今ではすぐに掃除を終えて気持ちよく勉強することができるようになっている。特に雨が降った日は床が汚く掃除をするのにも時間がかかるため生徒は制服をドロドロに汚して帰っていたが、床修繕によりそれも改善されたため、手洗いの洗濯にかかる労力や必要な石鹸の量も削減されている。ただ今回のご支援ではすべての教室の床を修繕することはできず、また割れている窓ガラスの修繕をすることもできなかった。

学校からの反響


先生からのメッセージ

校長先生より:
この度の素晴らしいご支援に心から感謝申し上げます。教室の床が修繕される前、生徒達はいつも泥だらけになって帰宅していました。今は生徒も教師も泥だらけになることはなく、教室の掃除もしやすくなりました。しかし、私たちは他にも問題を抱えています。今は水道がないため毎週金曜は生徒が家から水を持参して掃除をしています。また、近くにブルンジの中でもより貧しい第三の民族であるトゥワ族のコミュニティがありますが、そこのこども達は学用品を買うお金がなく学校に通えていません。教育はとても大切です。こども達は教育によって彼ら自身の生活を変えるだけではなく、国をも変える力を持っているからです。また学校に通えないこどもがいることは、将来的に泥棒やコミュニティにとって危険な人物が育ってしまうことも意味しています。もし可能でしたら、こども達の学用品支援、そしてまだ修理できていない他の教室・黒板、水に関するご支援も、どうぞご検討よろしくお願いいたします。

子ども達からのメッセージ

生徒代表より:
教室の床修繕をしていただく前、床掃除をするのはとても大変でした。床がボコボコで掃き掃除をするにも泥や埃を取り除くのに時間がかかったからです。そのことによって気持ちよく授業を受けることもできていませんでした。今では簡単に掃除ができますし、勉強する環境としてもとてもよくなりました。ご支援いただき本当にありがとうございます。私の夢は、この学校の校長先生のような立派な先生になることです。これからも勉強を頑張ります。(補足:他の子ども達の将来の夢には、医者・教師・兵士といった職業があがりました)

その他写真