活動報告書

対象年度: 2023

提出日: 2024年10月22日

国名 ウクライナ
学校名 フェアリーテール幼稚園
Fairy-tale Preschool
カウンターパートナー ICA文化事業協会
報告担当者 市川ゆり
生徒数 245
学校概要 キエフ地域のキエフ - スヴィアトシンスキー地区のボヤール市議会の就学前教育(保育園幼稚園)「フェアリー テール」は、2014月5日から機能しています。就学前教育機関は、共同所有形態に基づいています。就学前教育機関の創設者はボヤール市議会です。ボヤール市からの管理で運営されています。2歳から7歳の子供のための8のクラスがあり、7つのグループがあります。名前の通り、おとぎ話の中と同じように子ども達の創造豊かな五感を育てる為の教育を行っています。経験豊富な専門家も教育を受けれるように計画されて運営されていました。2022年の紛争により、プログラムはほとんど中止となって現在は、安全に子ども達を預かる保育所として避難場所になっています。

支援前の状況


幼稚園の周辺で爆撃の被害があり、電気が止まっている状況でした。子ども達は寒さの中、工夫をしながら暖を取っています。電力不足は非常に深刻な問題で、日常生活を送ることががままならない状況です。いまだ紛争の終わりが見えず、周辺地域の住民も不安な日々を過ごしており、経済的な課題や適切な医療の不足、教育へのアクセスの制約など問題を上げたらきりがありません。その中でも特に電力の確保を最優先としており、蓄電器を増やすことが課題となっていました。

支援後の状況


今回の支援により、蓄電池を購入して配布することができました。これにより、厳しい寒さを凌ぐため、また夜間の照明が確保されただけでなく、教育へのアクセスを失ってしまった子ども達のためにタブレット学習をする時間を増やすことができました。子ども達の生活が改善されたことで、保護者からも喜びの声が上がっています。少しでも元の生活に戻せるようにできる限りの努力を続けています。電力不足が早期に根本的な解決を迎えることを心より望んでいます。

学校からの反響


先生からのメッセージ

私たちが大変な状況に置かれていたときに、あなた方の温かい支援をいただき、心より感謝申し上げます。日本からの寄付によって提供いただいた蓄電池は、私たちの生活に大きな変化をもたらしました。電力の不足が深刻な中、子どもたちが寒い中で学び、遊ぶことが難しかった状況が改善され、その変化に感謝の気持ちでいっぱいです。この蓄電池のおかげで、幼稚園では子どもたちが快適な環境で過ごせるようになりました。寒冷な気温にも関わらず、暖房が確保され、照明が明るく灯り、電化製品が使えるようになりました。これにより、子どもたちはより良い学習環境で成長することができるようになり、その様子を見ることが私たち教育者にとって何よりの喜びです。心からの感謝の気持ちをお伝えしきれないかもしれませんが、あなた方の温かいサポートが私たちの未来への光となっています。これからも子どもたちが健やかに成長し、明るい未来が広がるよう、引き続き尽力してまいります。改めて、深く感謝いたします。

子ども達からのメッセージ

こんにちは!日本からの素敵なプレゼント、蓄電池をいただき、ありがとうございます!これで、お部屋があたたかくなり、明るい環境でお勉強や遊びができるようになりました。電気がついていると、うれしいです!新しい蓄電池のおかげで、タブレットが使えるようになりました。これからもっとたくさんのことを知って、大きくなりたいです!皆さんのおかげで、私たちの生活がよくなりました。ありがとうございます!いつか皆さんに会えたらうれしいです!