活動報告書

対象年度: 2022

提出日: 2024年04月29日

国名 ベトナム社会主義共和国
学校名 アルア校
アルア校 ALUA SCHOOL
カウンターパートナー 認定NPO法人シーエスアールスクエア
報告担当者 宍戸仙助
生徒数 25
学校概要 ダナン市からタイ・ヤン郡の入口である道路の南側のジャン地区の奥地に設置された幼稚園と小学校であり、幼稚園は、教員1名が13名の園児と、小学校は、教員2が、27名の児童と校長Mr.Nguyen Trung Tamの指導により、園児および小学校児童の教育に当たっている。急斜面の細い道路を30分ほど走るジャン村の奥地であり、村人のほとんどは、近くの急斜面の山で自給自足の生活のための狭い畑を耕している。若い父親の数人は、バイクで、隣の郡まで働きに行っている家庭もある。

支援前の状況


雨季には、学校に届く山奥から送られてくる水が、土などが混じることもあるということであった。今回支援対象のアヴォン村とジャン村以外の、10のうち8つのコミューンは、外国人の出入りが厳しく規制され、今回の支援対象に加えることはできなかった。ダナンに住むボランティアスタッフによると、貧しく、電気もない地域であるため、外国人の出入りを制限している可能性が強いと話していた。 それぞれの幼稚園や学校ではは、山奥の自然林の中からパイプで水を引き、その水を飲料水などに利用している。しかし、衛生的で安全な飲料水が確保できている学校は、半分以下でベトナム戦争時に撒かれた枯葉剤の影響によるダイオキシンなどで、汚れた川の水を利用したり、雨水を利用したりしている。しかし、行政は、それらを改善するだけの予算を確保できないでいる。

支援後の状況


2022年11月の現地行政との契約のあと、様々な理由で設置が送れており、2023年4月のドネーションツアーの直前に完成した浄化システムであった。ドネーションツアーの際には、幼稚園の園舎と小学校の校舎の間の物置の一角に設置した浄化システムで浄化した水を、すぐ脇の蛇口から汲み、試飲することができた。また、すぐ裏には、教職調理場もあり、そこでも、この浄化された水が使われていた。幼稚園の裏の敷地に小学校の校舎の建設が進んでいた。その小学校でも、この浄化された水を利用する予定であると話していた。さらに、工事現場の人々は、毎日、工事の始まる前に、この水を汲み、飲料水として利用しているということであった。校長や、主任教諭の先生、子どもたちの感謝のメッセージにありますように、村人全員が感謝しておりました。

学校からの反響


子ども達からのメッセージ

アルア地区の水ろ過システムを寄附してくださった池田郁子さんに心からの感謝の意を表したいと思います。 私たちは、池田郁子さんの素晴らしく有意義な親切を受け取ることができて、とても幸運でとても幸せです。池田郁子女史から今回の水濾過システムをいただく前は、学校は子供たちに毎日の飲料水を提供することが困難で、教師は親を動員して子供たちに毎日の飲料水を届けなければなりませんでした。さらに、アルア校では、子供たちが情報技術教育プログラムを探求するための教育活動を組織することも困難でした。 しかし、池田郁子さんがアルア校の幼稚園児たちに、子どもたちの健康を守るための衛生的な飲料水を提供してもらえたのは、私たちにとって、とても幸運で幸せなことです。改めて、学校、保護者、子どもたち一同、池田郁子さんに心からの感謝を申し上げます。新年が平和、幸運、幸福に恵まれることをお祈りします。 どうもありがとうございます!

先生からのメッセージ

※支援校が幼稚園のため、子どもたちからの感謝のメッセージは、記載がありません。

その他写真