活動報告書

対象年度: 2022

提出日: 2024年08月11日

国名 ベトナム社会主義共和国
学校名 アルイ校
ARUI SCHOOL
カウンターパートナー 認定NPO法人シーエスアールスクエア
報告担当者 宍戸仙助
生徒数 40
学校概要 ダナン市からタイ・ヤン郡の入口である道路の南側のジャン地区の奥地へ向かう道路脇の村の入口に設置された幼稚園と小学校であり、幼稚園は、教員1名が14名の園児と、小学校は、教員2が、15名の児童と校長Mr.Nguyen Trung Tamの指導により、園児および小学校児童の教育に当たっている。登り下りを繰り返す奥地への細い道路を25分ほど走るジャン村の奥地であり、幼稚園と学校のある集落の入口から奥に、20件ほどの集落があるが、その奥地から谷向かいに見える集落も学区である。村人のほとんどは、近くの急斜面の山で自給自足の生活のための狭い畑を耕している。若い父親の数人は、バイクで、隣の郡まで働きに行っている家庭もある。

支援前の状況


幼稚園は、教員1名が14名の園児と、小学校は、教員2が、15名の児童と校長Mr.Nguyen Trung Tamの指導により、園児および小学校児童の教育に当たっている。登り下りを繰り返す奥地への細い道路を25分ほど走るジャン村の奥地であり、幼稚園と学校のある集落の入口から奥に、20件ほどの集落があるが、その奥地から谷向かいに見える集落も学区である。人家が20数件点在しており、それぞれが、小さな川などの水を利用している。雨季には、学校に届く山奥から送られてくる水が、土などが混じることもあるということであった。受益者となる村人は296人の予定である。それぞれの幼稚園や学校では、山奥の自然林の中からパイプで水を引き、その水を飲料水などに利用している。ベトナム戦争時に撒かれた枯葉剤の影響によるダイオキシンなどで、汚れた川の水を利用したり、雨水を利用したりしている。しかし、行政は、それらを改善するだけの予算を確保できないでいる。

支援後の状況


2023年1月の現地調査の際には、機械の設置が完成しておりましたが、電気系統への接続工事が、終わっておらず、水の浄化の様子は確認できない状態だったが、2023年4月のドネーションツアーの訪問の際には、きちんと完成しており、浄化装置の部屋の外側に付けられた数個の蛇口からの水は、飲むことができた。この学校の訪問で、浄化された水の受水槽が、床に平置きになっていたため、アヴォン村のアレック校も含めて、浄化したあとの水の受水槽は、床面に平置きではなく、1メートルほどの台に乗せるように指示した。そうしないと、停電時には、その受水槽の水さえ使えなくなるからである。2023年6月の訪問時には、学校に来て、20リットル程度の容器に、水を汲んで家へ持参する村人が増えてきていると校長は話していた。受益者数は、幼稚園20名程度、村人が300人弱である。校長や、主任教諭の先生、子どもたちの感謝のメッセージにありますように、村人全員が感謝しておりました。

学校からの反響


先生からのメッセージ

アルイ校の水ろ過システムを寄附してくださった木内翔大様に心から感謝の意を表したいと思います。この学校は、子供たちと教師に毎日の飲料水を提供することが非常に困難でした。スタッフは、毎日、彼らの子どもたちのために、保護者を動員して飲料水を持って来なければなりませんでした。しかし、このたび、木内翔大先生がアルイ学校の幼稚園児たちに衛生的な飲料水を提供していただき、子どもたちが衛生的な飲料水を手に入れ、元気に学校に通うことができたとき、私たちはとても幸運で幸せでした。ダン村アルイ地区幼稚園の学校、保護者、子供たちにもたらしてくれた素晴らしい贈り物と愛情に対して、木内翔大先生にこの感謝の手紙を書き尽くしても十分に感謝することはできないと考えています。改めて、学校、保護者、子どもたち一同、ダン村アルイ地区幼稚園を継続的に支援してくださった木内翔大先生に心から感謝の意を表したいと思います。どうもありがとうございました!

子ども達からのメッセージ

※支援校が幼稚園のため、子どもたちからの感謝のメッセージは、記載がありません。

その他写真