活動報告書

公立ツァペル小中学校は2021年にインクルーシブ教育を推進する学校に認定され、障がいがある生徒が12名います。当校設立時には障がいがある生徒のことを考慮していなかったため、障がいがある生徒には不自由な設備となっています。特にトイレは障がいのある生徒には使いにくい仕様になっており、学校にいる間、我慢をしている生徒も見受けられます。また、当校生徒412名に対してもトイレの数が足りていません。多目的トイレを新設して、トイレ環境の向上を図りたい。

支援により、多目的トイレが1棟建設されたことにより、障がいがある生徒のみに限らず、全生徒のトイレ環境が向上しました。今回障がいがある生徒や低学年の生徒のことを考慮して、トイレ棟への入口も段差がないスロープにしてバリアフリー化にして、便座も低めに設定しました。障がいのある生徒も使用しやすいトイレになったことで、学校にいる間にトイレを我慢することもなく過ごせています。またバリアフリー化した施設を目にすることにより、子供達の障がいに対する意識も変化する切っ掛けになっています。