活動報告書

対象年度: 2000

提出日: 2024年10月22日

国名 ルーマニア
学校名 スーパーヒーロー・キンダーガーデン・グリッティ・ハブ
superhero gritty hub
カウンターパートナー ICA文化事業協会
報告担当者 市川ゆり
生徒数 15
学校概要 2021年の2月のウクライナの紛争で、ウクライナからルーマニアに避難してきた子ども達を受け入れている幼児の為のコミュニテースクールです。 NGO「スクール・エンジェルズ」とNGO「地政学的女性同盟」の共同で教育プロジェクトとして、3-6歳のウクライナの子どもたち15人のための幼児教育スペースとしてオープンしました。たくさんの方の支援でルーマニアに一時的に滞在しているウクライナ人女性の雇用と子ども達の為に幼児教育のスペースとして、運営されています。慣れない環境に適応し、ルーマニアの教育・文化に溶け込めるよう支援しています。 子ども達とその母親が新しいルーマニアの土地に溶け込み、安心感を与え、家族に必要なものを提供する時間を確保する事ができるように運営されています。 ブカレスト市第1セクターのクロチルダ・アルマン市長、ブカレスト在住のウクライナ人女性による幅広いボランティア支援により実施されています。

支援前の状況


たくさんの人々の協力により、紛争でウクライナからルーマニアに避難してきた子ども達を受け入れている施設として開かれましたが、緊急だったために施設の設備が不十分な点がありました。そのうちの最優先事項が電力問題です。厳しい寒さに耐えられる暖房や、ウクライナの教育を受けるためのオンライン授業など、電力の安定的な供給が必要不可欠でした。ルーマニアに避難してきた子ども達と保護者が必要最低限の生活を送るために蓄電器の購入が望まれていましたが、資金不足により解決できていませんでした。

支援後の状況


蓄電池の導入により、電力が不足する状況においても安定した電力供給が可能となりました。これにより、施設の日常的な運営や子どもたちの学習環境の向上が見込めます。 また暖房の維持にも使用でき、子どもたちが快適な温度で過ごせることで、健康と安全が確保され、寒冷な気温による影響を受けにくくなります。 オンライン授業やデジタル学習が可能になり、子どもたちはタブレットを使用できるようになりました。子ども達の生活が改善されたことで、保護者からも喜びの声が上がっています。少しでも安心できる生活が送れるようにできる限りの努力を続けています。

学校からの反響


先生からのメッセージ

このたびは、私たち施設の子どもたちにとって非常に重要な支援をしていただき、心からの感謝の意を表したく、この手紙を書かせていただきます。
ウクライナからルーマニアへ避難してきた子どもたちは、多くの困難や不安を抱えながらも、新しい環境での生活に順応しようと努力しています。しかし、避難先でも電力不足という問題に直面しており、日常生活に影響を及ぼしていました。
そこで、日本から送られてきた蓄電器が私たちの施設に届いたとき、私たちは本当に喜びました。この蓄電器のおかげで、施設内の電力供給が安定し、子どもたちの生活環境が改善されました。私たちの困難な状況を理解して支援していただき、心から感謝しています。あなた方の温かい配慮と思いやりが、私たちの子どもたちの未来に希望を与えてくれました。子どもたちの生活におけるこの貴重な支援に感謝の意を表します。
今後も、私たちは共に協力し、子どもたちの幸福と安全を確保するために努力してまいります。再度、心より感謝申し上げます。

子ども達からのメッセージ

この手紙で日本から送られてきた蓄電器に対する心からの感謝の気持ちをお伝えしたく思います。
日本からの蓄電器のおかげで、私たちの日常生活がとても快適になりました。
電気が足りないので、いつもの生活ができませんでした。
友達と遊んだり学んだりすることができるようになってうれしいです。
友達と一緒に楽しい時間を過ごしています。ありがとうございました。
日本の皆様、私たちのために蓄電器を送ってくださり、本当にありがとうございます!