活動報告書

対象年度: 2022

提出日: 2025年02月26日

国名 シエラレオネ共和国
学校名 ウィラー小学校
Islamic Welfare Union Primary School, Wuilor Chiefdom
カウンターパートナー 特定非営利活動法人Alazi Dream Project
報告担当者 下里夢美
生徒数 310
学校概要 シエラレオネ共和国ケネマ県にてウィラー小学校の教室等設備拡充を進めています。 ウィラー小学校はイスラム教系のミッションスクールで、シエラレオネ共和国ウィラー村の地域の団体であるIslamic Welfare Union Missionに設立されました。 幹線道路から遠い貧困地域に位置しており、1日1食しか食事がとれない世帯も多くあります。農業・水汲み・兄弟の世話等の家事労働により学校に通えない子ども達が、この学校の設立により小学校に通うことが可能になりましたが、いまだに小学校を卒業できず、貧困の連鎖にある実態があります。 ケネマ県ウィラー村では、子ども達が通う学校設備が不十分なことにより、毎年の中学校受験合格率0%と、SDGs目標4.1の「すべての子どもが義務教育(中学校3年生まで)を達成する」ことが非常に困難です。 そこで、学校設備を拡充することにより、より多くの子どもたちが初等教育を完了できる機会を提供し、最終的に義務教育である中学校完了を目指し、「誰もが夢に向かって努力できる社会の実現」を最終ゴールとしています。

支援前の状況


ウィラー村では、以前から小学校があったものの、土壁で光が入りにくく、室内の通気性が悪いため暑くなりやすいという問題がありました。また、雨天時には、浸水をしたり、建物が歪んだりするなど、安全とは言えない作りであったため、生徒たちの学習が妨げられていました。地域の方々はウィラー小学校のコンクリートでの建設を待ち望んでいました。安全が確保できないために、最寄りの小学校まで片道2時間を歩く子どももいました。また、子どもたちが安心して学び、初等教育を達成するための教室・トイレ・机・椅子・給食・教科書に加えて、小学校を継続的に運営していくための先生のお給料などが不足しているといった課題がありました。

支援後の状況


3つの教室を使いながら日々授業が行われています。村の子どもたちは、小学校に継続的に通うことができており、支援前に問題視されていた継続的な通学ができていない状況を、変化させることに成功しているといえます。そして、学ぶための必要な設備が整った校舎で、生徒たちは授業を受けることができています。Islamic Welfare Union Missionから完成した学校を受け継ぎ、安定した学校運営を実施できています。 この学校が建てられた意義を見出すためには、「小学校の卒業率と中学校への進学率」を見る必要があるため、この先も継続的に学校に足を運び、モニタリングと支援を行いたいと考えています。

学校からの反響


先生からのメッセージ

この素晴らしい学校が建設され、ここで子どもたちが学ぶことができること、生徒、教師一同大変嬉しく思っています。このような学校を建ててくださった日本の関係者の皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです。自国の政府や団体でさえも学校を建てることが難しかったこの地域に、遠く離れた日本の団体からの偉大なご支援によって学校建設が終了したこと、心より感動しています。この学校はこの先、子どもたちが貧困やいまだ解決されていないその他多くの困難と闘うための知識や経験を身に着けることを支援し、ここに通う子どもたちの未来を明るくしてくれるだろうと確信しています。また、ボランティアで建設に関わった地域の人々なども簡単に足を運べるので、みなが集まり、エネルギーにあふれた学校になると感じています。本当にありがとうございます。

子ども達からのメッセージ

これからこの学校に毎日のように登校し、多くの先生や友達とともに学べると思うと、心がワクワクします。貧困のため小学校に通いつづけることが難しく、卒業できない・進学できないことがこの村の問題でしたが、新たな学校は、その問題を少しずつ解決すると思います。この小学校を卒業できるように、勉強を含めたくさんのことに挑戦したいです。そして、ウィラー小学校での学びを村のみんながこれからも続けられるように、学校を綺麗に使いたいです。この学校を建ててくださり、本当にありがとうございます。これからこの学校で起こるすべてのことが楽しみです。

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