活動報告書

対象年度: 2023

提出日: 2025年04月04日

国名 ラオス人民民主共和国
学校名 ラーンゴーン小学校
Lardngone primary school
カウンターパートナー 認定NPO法人テラ・ルネッサンス
報告担当者 古岡 繭
生徒数 400
学校概要 同校はモン族の児童が約70%であり、主要民族であるラオ族児童は30%程度です。同校は市街地から比較的近いこともあり、近隣地域にある他の学校に比べて生徒数が多く、更に増加傾向にあります。そのため、コンクリート製の比較的新しい校舎だけでなく、古い木造校舎についても小学校低学年が引き続き今も使用し続けています。同校がある地域は不発弾が多い地域であるため、弊会の新事業であるNGO連携無償資金協力事業の不発弾回避教育の対象校です。

支援前の状況


同校はコンクリート製の比較的新しい校舎もあるが、児童数の増加により老朽化が進んだ木造校舎も引き続き使用続けざるを得ない(ラオス政府には校舎を新築する資金がない)。木造校舎は雨漏りが深刻であるため、授業に支障があるだけでなく、雨季の長期休みに重なる期間では、授業がない時も、特に屋根内部などが雨水にさらされるため、屋根の内部の梁の部分などの傷みが進んでいる。トイレは児童約400名で4室のみなので、足りていない。

支援後の状況


古い木造の校舎を大幅に修繕し、現在では3教室を十分に活用している。木造校舎であるため、傷んだ木の部分を取り替え、屋根のトタン板も新しいものに取り替えることで、雨漏りもしなくなりました。トイレについては、新しい校舎に近い方に建てたましたが、木造校舎の児童もトイレを使用しています。合計で6教室の子どもが3室トイレを使用していることになりますが、それでも、以前よりかなり状況が改善されていると言えます。本校は児童数が相当増加しているため、今後も教室がどんどん不足することが予想され、対策を考えないといけません。

学校からの反響


先生からのメッセージ

古い木造校舎を修繕して、ちゃんと使えるようになりました。本校は児童・生徒の人数がかなり増加傾向にあるため、教室の確保が大きな課題です。そんな中、校舎の修繕を支援いただき、本当に助かっています。トタン屋根も錆びついていましたが、新しいものに交換することできました。3教室は子どもがいっぱいで、みんな毎日元気に勉強しています。またトイレにおいても、3室のとてもきれいなトイレをご支援いただき、本当に感謝しております。大切に使わせていただきたいと思います。

子ども達からのメッセージ

前は古くてボロボロだった屋根のトタン板が今度はきれいになりました。木の古い校舎もきれいになり、毎日新しくなった教室でがんばって勉強するのが楽しいです。トイレも新しくてきれいです。ここは不発弾がとても多いので、爆発事故に遭わないように、不発弾の勉強もしています。歌を歌ったり、紙芝居をみたり、新しくなった教室で毎日楽しく勉強することができて、本当にうれしいです。これからもこの教室でがんばって勉強したいと思います。

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