活動報告書

対象年度: 2023

提出日: 2024年08月10日

国名 インド共和国
学校名 チッカリ少数民族アシュラム校
CHIKHALE RESIDENTIAL TRIBAL ASHURAM SCHOOL
カウンターパートナー ICA文化事業協会
報告担当者 市川ゆり
生徒数 700
学校概要 ほとんどすべての村とその集落に1年から4年生までの学校があります。 現在、約10〜15校の小学校に高等小学校があり、4年生を卒業した生徒はさらに上のクラスへ行くことができます。 高等小学校は、5年生から7年生までです。高等学校は10年生までです。 現在、11年生と12年生も高等学校に併設されています。 この後、大学が始まります。小学校には2人の教師がおり、プレスクール(幼稚園)が併設されています。プレスクールには1人の教師と小さな子供たちの世話をするアシスタントがいます。 現在では、食事の準備のために一人の調理師がいます。どの小学校でも、政府から子どもたちに一食分の食事が提供されます。そのため、キッチンルームがあります。しかし、こちらの山村地方は政府の援助が不定期であったり、サポートがあまりされてないため、運営的にかなり厳しい状況で、民間の支援に頼って運営を維持しています。

支援前の状況


校舎の塗装はずいぶん長い間、直すことができませんでした。十分な資金が集まらなかったためです。民間から政府へ援助を訴えていますが、なかなか承認されません。塗装が剥がれ落ちたままの校舎では、雨が降るたびに老朽化がさらに進むこととなり、利便性のみならず安全性にも不安の声があがっていました。不定期で不規則な資金援助では、校舎全体の塗装を直すことができません。また校舎内側の塗装も不十分な箇所が多々あり、清潔さや安全性のために修復を希望しています。

支援後の状況


今回の援助では、校舎の内外の塗装の修繕を行いました。外観が整い、生徒も教師も学校の居心地がよくなったことで、勉強への意欲や教育の質の向上も期待できます。雨が降るたびに雨漏りや老朽化の心配がありましたが、まとめて大規模な修繕工事を行うことができたため、今後しばらくの間は安全で清潔な環境を保つことができるでしょう。しかし他にも、学習スペースが足りていない、カリキュラムの質の向上などの問題を抱えているので、順次解決できることを願います。

学校からの反響


先生からのメッセージ

私たちアシュラム校の教職員一同、心からの感謝の気持ちをお伝えしたく、この手紙をお送りします。日本からの温かい支援により、私たちの学校の校舎の内外が美しく塗装されました。この素晴らしい支援によって、学校全体が新たな輝きを手に入れ、子供たちの学び舎がより魅力的な場所になりました。子供たちは、新しく塗装された校舎を見て、大きな喜びと驚きを示しています。外側の美しい色彩や内部の清潔感は、彼らの学びと成長にとって大きなインスピレーションとなっています。これは、私たちの小さな学校にとってとても特別な贈り物です。日本の皆様のご支援に心から感謝いたします。あなた方の温かい心と寛大な支援によって、私たちの生徒たちがより良い教育環境で成長できるようになりました。この塗装作業は、私たちの学校の未来に大きな変化をもたらしました。今後も、子供たちの教育と成長を最優先に考え、貴重な支援が実り多いものになるよう努力してまいります。

子ども達からのメッセージ

日本の皆さんの支援のおかげで、学校がきれいになってとてもうれしいです。あなた方の支援に本当に感謝しています。遠く離れた場所から私たちの学校に手を差し伸べてくださり、本当にありがとうございます。私たちの小さな学校にとって、あなた方の支援は大きな変化をもたらしました。これからも、私たちは勉強を頑張り、夢を追いかけることを約束します。いつか日本の皆さまに直接お礼を言える日が来ることを楽しみにしています。本当にありがとうございました。

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