活動報告書

対象年度: 2023

提出日: 2024年10月08日

国名 インド共和国
学校名 ウァドバリ小学校
VADVALI PRIMARY SCHOOL
カウンターパートナー ICA文化事業協会
報告担当者 市川ゆり
生徒数 11
学校概要 小学校には2人の教師がおり、プレスクール(幼稚園)が併設されています。プレスクールには1人の教師と小さな子供たちの世話をするアシスタントがいます。 現在では、食事の準備のために一人の調理師がいます。どの小学校でも、政府から子どもたちに一食分の食事が提供されます。そのため、キッチンルームがあります。現在は政府と地域の村民、それからそれをサポートする民間の支援を受けて運営されています。

支援前の状況


親の教育への無関心や経済的な制約から、公立学校に通う子どもたちの学力や成果が低い状況にあります。そのため、多くの親が私立学校に子供を通わせることを選択しています。しかしながら、私立学校へのアクセスが困難な状況下にある子どもたちにも、質の高い教育を提供することが必要です。またこの学校では、施設の整備不足が大きな課題です。建物の維持管理ができておらず、校舎は古くて外壁が剥がれ落ちています。トイレの修繕と飲料水のタンクの設置も必要です。また、学校の周囲にフェンスや塀がないため、安全面での懸念があります。子どもたちが安全に外遊びができる環境にないため、ブランコや滑り台などの基本的な遊具もありません。

支援後の状況


まず、外壁および内壁の塗装についてです。学校全体の外側と内側の塗装を行いました。これにより、学校の外観が一新され、内部もより明るく、清潔感のある環境が実現されました。教育目的の壁画については、学校内に壁画を制作しました。これらの壁画は、教育的な目的を持ち、子どもたちの学びを促進するとともに、校内の雰囲気を活気あるものに変えました。次に、生徒の教育目的のための遊具の設置に取り組みました。滑り台などの教育的価値を持つ遊具を設置し、子供たちが楽しみながら創造性や協力心を育む場を提供しました。さらに飲料水タンクの設置も実現しました。これにより、清潔で安全な飲料水が常に利用できるようになりました。

学校からの反響


先生からのメッセージ

日本からの温かい支援により、私たちの学校の校舎の内外が美しく塗装され、新しい遊具のブランコ、滑り台、シーソーが設置されました。さらに、安全対策としてフェンスも設置いただきました。この素晴らしい支援によって、私たちの学校は生まれ変わりました。子供たちは、新しい遊具を見て大いに喜び、笑顔が溢れています。そして、校舎の美しい色彩に囲まれた学びの環境は、彼らの心と成長に大きな喜びと刺激をもたらしています。このような支援を受けられることは、私たちの学校にとって光栄であり、子供たちの未来への希望です。日本の皆様の温かい心と支援に、心から感謝しています。あなた方の善意と援助によって、私たちの農村の学校は新しい光を手に入れ、子供たちの教育環境が大きく向上しました。この支援は、私たちの未来をより明るく、幸せにするものです。今後も、子供たちのために最善を尽くし、質の高い教育環境を提供するため、そして日本からの温かい心に応えるために努力してまいります。心よりの感謝を込めて、ウァドバリ小学校 教職員より

子ども達からのメッセージ

新しい遊具が学校に届いたとき、私たちの目はキラキラ輝きました!ブランコに揺られるのは最高の楽しみで、滑り台を滑るのはとってもワクワクします。シーソーでは友達と笑い合いながら遊ぶことができます。日本からのプレゼントのおかげで、学校がもっと楽しくなりました!校舎のきれいな塗装も本当に素敵です。色とりどりの壁は、私たちを元気にしてくれます。そしてフェンスが設置されたことで、学校がもっと安全になりました。日本の皆さんには本当に感謝しています。遠く離れた場所から、私たちの学校に素敵なプレゼントを送ってくれて、本当にありがとうございます!

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