活動報告書

対象年度: 2022

提出日: 2024年03月25日

国名 コンゴ民主共和国
学校名 カタディ小学校
KATADI SCHOOL
カウンターパートナー 認定NPO法人テラ・ルネッサンス
報告担当者 小川真吾
生徒数 277
学校概要 コンゴ民主共和国中央カサイ州にある小学校。政府からの補助は、ほぼ無いに等しく、学校運営費用は、村人の寄付、保護者から学費として徴収しているが一部機能不全。その費用の多くは教員の人件費や教材代、修繕、備品代などに使われるが、十分な費用は賄えてない状況。最貧困層の子どもたちが多く通う学校で、多くが継続して学費を捻出することが困難なため、ドロップアウトまたは、休学・復学を繰り返す子どもが多い。

支援前の状況


中央カサイ州では、2016年8月に紛争が勃発し、以降、少なくとも数千人以上が死亡、 100万人以上が難⺠・国内避難⺠となった。特に、紛争の影響を受けた女性と子どもの被害は深刻 で、性的暴力を受けたり、夫を紛争で亡くすなどして、人間としての最低限の生活も破壊された。 また、紛争中、350校以上の学校が破壊されて、約2千人が子ども兵として徴兵され、150万人の 子どもたちが身体的虐待や、誘拐、レイプ、処刑などを受ける危険性が高い状況に陥っていると言 われている。大規模な紛争は一旦は終息したが、2000年4月以降、低強度の紛争が対象地域で続いており、学校教育の再開に向けて は校舎の修復、設備・備品の補充など様々な困難に直面している。最貧困層、紛争被害女性の子どもたちが多く通う小学校。紛争によりトイレが破壊され、劣悪な衛生環境。校舎が紛争により一部破壊されている状態。雨漏り、風に晒された教育環境。学校、保護者ともにこれら校舎の修復の目処がたっていない。また、教室の備品、教材が欠如している状況。

支援後の状況


紛争が始まって2017年に学校は破壊され、机や椅子、黒板なども盗難されたり、壊されてしまった状態が続いたが、今回の支援により、屋根の修理をして、老朽化した壁も修理することができた。また、机や椅子、黒板など最低限教室に必要な備品を揃えることもでた。これにより、紛争発生以降、途絶えていた学校教育を本格的に再開することができている。今も低強度の紛争が続いていて、多くの人々が貧困状態にあるが、紛争下でも学校教育が始まりつつある。

学校からの反響


子ども達からのメッセージ

紛争は私たちから全てを奪い去りました。多くの人々は、家族や親族、友人をこの紛争によって失いました。そして、子どもたちは学校に行くこともできなくなりました。学校が破壊されてしまったからです。しかし、大きな紛争が落ち着いて、今、学校が再開し始めています。私たちの学校はもともと、貧しい人たちが通う学校で、紛争の影響もあり、子どもたちの教育環境は劣悪な状況でした。しかし、今回の支援により、ようやく子どもたちが学校で勉強することができるようになりました。紛争下でも、子どもたちは毎日楽しく勉強に励むことができています。教師として、子どもたちが楽しみながら勉強できることが何より嬉しいことです。私たち教師、そして、子どもたちにこのような環境を作ってくださった堀さんやみなさんのご支援に心より感謝申し上げます。

先生からのメッセージ

私は、学校が大好きでした。でも、紛争が激しくなって私は小学校1年生で学校に行くことができなくなりました。あれからもう6年以上、ずっと学校に行くことができませんでした。でも今回、学校が修理されて、今私は学校に通い始めました。2年生からやり直していますが、学校に行くことができることに幸せを感じています。なぜなら、まだ私の周りには、紛争だけでなくて貧しさの中で学校に行くこともできない子どもたちがたくさんいるからです。学校に行くことができるだけで、私は本当に幸せです。私にこんな幸せを与えてくれた日本の人たちや堀さんに、ありがとう、と伝えてください。これからも、私たちを支えてください。

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