活動報告書

対象年度: 2023

提出日: 2025年05月15日

国名 インドネシア共和国
学校名 シェハ・アブ・バカール財団幼稚園
TK SYEICH ABU BAKAR Kindergarten
カウンターパートナー サクラネシア財団
報告担当者 伊集院さくら 江田直美
生徒数 35
学校概要 シェハ・アブ・バカール財団幼稚園は、2010年に設立されました。 東ジャワ州スラバヤ、カランピラン地区、ケドゥルス村に位置しています。スラバヤは首都ジャカルタに次ぐ、第2の都市であり、カランピラン地区は南スラバヤの工業地帯として有名です。シェハ・アブ・バカール財団幼稚園の現在の生徒数は35名ですが、50名まで生徒数を増やすことを目標にしています。入園希望者のいる郊外エリアにも範囲を広げるため、無料の送迎バスを出すことを切望しています。

支援前の状況


現在、当園には入園を希望する子どもたちが多く存在していますが、その中には交通手段が確保できないという理由だけで入園を断念せざるを得ない家庭が少なくありません。特に郊外に暮らす家庭では、毎日の通園が難しく、保護者の多くが仕事を持っているため、送り迎えに割く時間や手段がない状況です。また、園としても限られた運営資金の中で、送迎バスを購入・運行することは非常に困難であり、子どもたちにとっての「学びの機会の格差」が現実のものとなっています。このように、教育を受ける権利が交通インフラの有無によって左右されてしまっている現状を改善することが急務となっています。

支援後の状況


皆さまからの温かいご支援により、念願だった送迎バスの導入が実現しました!これにより、これまで通園を諦めていた郊外地域の子どもたちも、安全かつ安心して通園できるようになり、生徒数は1年間で目標通り50名にまで増加することを目指します。バスの運行には、地域のケドゥルス村からの運営協力も得て、安定して継続できます。 また、送迎バスの導入により、保護者の負担も大きく軽減され、安心して就業することができるようになったり園児たちは近隣の文化施設や学習施設への訪問機会を得ることができ、教育カリキュラムにも広がりが生まれました。 この支援をきっかけに、地域全体が子どもたちの学びを支える輪となり、教育の質と可能性が確実に広がっています。本当にありがとうございました。

学校からの反響


先生からのメッセージ

このたびは、私たちの園にご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
送迎バスの導入により、これまで通園が難しかった子どもたちが元気に登園してくれるようになり、教室が以前よりもにぎやかになりました。

保護者の皆さんも、「安心して働きに出られるようになった」と言っていただけること、そして何より、子どもたちが毎朝笑顔でバスに乗り込む姿を見るたびに、この支援が未来への大きな一歩になっていることを実感します。子どもたちがのびのびと学び、夢を育んでいけるよう、地域とともに歩んでまいります。

子ども達からのメッセージ

大きなバスがきてから、まいにち おともだちといっしょに えんに いけるようになりました。
むらから あるくのは とてもとおくて つかれていたけど、いまは たのしく おうたをうたったり、おはなししたりして いくのがたのしみです。

せんせいや みんなに あえるのが まいにち うれしいです。
ありがとう!

支援前/支援後/その他写真


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